3年半前のこと

当時、ご主人を亡くされた生徒さん。この方は、先代の叔母の時に、来てくれていた方でした。娘さんと一緒に見えたのですが、元気がなく、ご主人とのお別れが受け入れられないように見えました。ご主人との思い出のお話を伺うと、次から次にエピソードが。お話をしている時の生徒さんは、とても楽しげで。ただ、ふとした時に涙が。自営業でお仕事もプライベートも一緒だった生徒さん。お辛かったと思います。そこで、ご主人の思い出の生地を使って、幸せ地蔵様を作りませんか？とご提案しました。ご主人は、とてもおしゃれな方だったそうで、たくさんのネクタイがあるからと、ネクタイで作られることに。

一体作り上げた生徒さんから、「一周忌にお身内の方々や、仲良しだった方達みなさんに、幸せ地蔵様を差し上げたい」と御提案があり、21体のお地蔵様を作られました。ネクタイは、全て違うもの。一体一体作られるごとに、お元気に。そして一周忌前に、御住職にお経をあげて頂いたとのことでした。

一周忌に頂いた方達は、とても喜ばれたそうです。
こんな素敵な形で、美也比の幸せ地蔵様を使っていただき、一から作った甲斐がありました。
ありがとうございました。