幸せ地蔵様の工程
木目込み人形は、生地を入れ込む前に、全体をヤスリで磨きます。凸凹や、粗いボディをヤスリで磨くところをしっかりやらなければ、後々がきれいになりません。
綺麗に磨きをかけたら、手や頭(かしら)の穴を丸刀で開けていきます。生地も入るので、少し大きめに開けます。この時に、きれいにしておかないと、生地を入れ込んだ後に手が入らないことがあるので、しっかり入れ込みます。
頭(かしら)と手を入れて、顔の位置・手の位置を確認します。
その後、桐塑(とうそ)で、筋彫りや凹凸や、いらない筋を直していきます。
ここまでを、丁寧に仕上げると、幸せ地蔵様がきれいに仕上がります。