伝統工芸

木目込み人形は、280年以上の歴史がある伝統工芸品。
木目込みとは
桐塑(とうそ)や木で作った人形のボディに、布を押し込んで衣装を着たように見せるお人形。
起源: 約280年以上前(江戸元文年間)、
京都の上賀茂神社の神官、高橋忠重が奉納箱の余材の柳の木を用いて作った小さな人形が起源とされています。
当初は「柳人形」「加茂人形」「加茂川人形」と呼ばれていました。
製法: 桐粉と糊を混ぜて作った桐塑を型に詰め、ボディを作成します。その後、布を押し込むための溝(筋彫り)を彫り、ヘラや目打ちを使って布地を溝に押し込んでいきます。この布を押し込む作業を「木目込む」といいます。頭と胴体は別々に作られ、完成した胴体に頭を取り付けます。
特徴: 全身が桐塑でできているものと、頭が別作のものがあり、
素朴で可愛らしい雰囲気で、衣装着人形と比較すると、豪華さや細部描写は少ない傾向にありますが、
江戸木目込み人形は、京都のものと比べて、顔はやや細面で目鼻立ちがはっきりしているのが特徴です。
昔から伝わる木目込み人形。
ただ、、、
今も知らない方は多く、知名度があまり高くないのが残念。
私は今、昔ながらの伝統工芸品を、もう少し皆さんに親しみやすく、気軽に飾っていただく木目込みを考え中。
伝統工芸という良さを残しつつ、現代にも受け入れていただける形。
頑張って形にしよー^ ^